鍼灸師は、はり師・きゅう師の二つの資格からなる

厚生労働省認定の国家資格です。

 

　　資格取得の為、大学、専門学校などでお勉強してから国家試験受験資格を得て

受験して合格して初めて”鍼灸師”を名乗れます。

 

ここまでは鍼灸師として共通です。

 

　　残念ながら資格取得後すぐに、治療ができる方はほぼ存在しません。

 

自動車で言えば、教習所卒業すぐに運転が上手い人なんて

まずいません。（無免許運転やっていた人は例外として）

 

　　どの様な資格も同じですよね。

 

 

資格取得後も技術研磨が必要となります。　

　

　　

 

　　

 

資格取得後すぐにできるのが、筋肉の硬い柔らかいを判断して鍼を打つという技法。

指先の感覚のみ修練すればできます。

 

肩こりや腰の緊張など

鍼灸にこられる方が訴える最も多い症状。

　　

訴えのある場所に鍼をうつ訳ですから

患者様にもわかりやすく営業向きとも言えます。

という方法です。

 

疼痛患部の筋緊張緩和ができればさらにOKです。

 

”現代鍼灸”と言ったり”西洋医学的鍼灸”などと言われています。

要するに鍼灸はするけど東洋医学ではないです。

 

　　鍼の差し入れる深さや筋膜に上手に当てたり色々と細かいテクニックは

修練の積めばだんだんとできていくはずです。

 

免許取って日が浅い先生や商売に専念する先生は局部を好まれます。

 

そして

マニアックな先生・・・もとい 

 

 

探求心の強い先生、より治療効果を求める熱心な先生、はより上を目指し探求します。

 

 

 

 

 

 

東洋医学をきっちり勉強しようとして、どこかしら学会や勉強会、

中には留学など・・・。探求の方向性については先生によって様々です。

なかには鍼灸以外の方法を探求する方もいます。

 

東洋医学は歴史があるため

 

一つの幹から色々な枝がでるような感じでさまざまな考え方、流派などが存在します。

 

いつの時代にも一派をたちあげる方がいるのでしょうね。

 

 

　　歴史がある考え方ほど、理解と技術習得に時間がかかります。

現代とは考え方も違いますから

先生個々の知力と才能によって大きく変わりますが

いずれにせよ、技術者養成に膨大な時間と労力がかかり事に違いはありません。

ずっーと修行中みたいな状態です。

 

また

そもそも歴史のあるものを一人で独学する事は不可能。

 

良い師匠との出会いも必要です。こればかりは運です。

例え、出会っていても自分のアンテナに響かなければ通りすぎる事になるでしょう。

 

伝統芸能の様な世界感です。

 

”訴えの患部に鍼をうつだけの鍼灸”と”東洋医学をきっちりやる鍼灸”

 

鍼灸業界では。８：２ぐらいの比率でしょうか？

具体的な数字はわからないですが

 

いずれにせよ少数派ですが

素晴らしい技術をもたれた先生方がいます。

 

ただ技術力に優れた方ほど営業力には力を入れてなかったりします。

出会いにくいかもしれません。

 

 

 

　※　伝統鍼灸をまとめて東洋医学と表現しています。