強めのマッサージが効く!!
と単純に考えている方は多いのでは?
”受ける側”も、”マッサージする側”もそう考えている方は多いと思います。
改善していく、治していくという観点で言えば ”強めがいい”という事ではありません。
強い刺激になれてしまって、感覚が鈍くなっているだけ
もしくは心身共に感覚が鈍くなっている。
何かしらの要因で、緊張して凝った筋肉。
これをほぐすのに、単に硬いから力任せにするというのは
良いことではありません。
一般的に言って
弱い刺激は、副交感神経を高めやすく。
強い刺激は、交感神経を高めやすいです。
過剰な刺激は、逆に筋肉の緊張が強くなる場合も多いです。
お肌から筋膜までの間には、結合組織層、毛細リンパも流れます。
単に力任せ。で揉んでしまって筋緊張を作れば
リンパ流れが局部的に停滞すれば”もみダコ”をつくる事にもなります。
あくまで適度な刺激が必要です。
コリをほぐすに必要なのは、手技のテクニックであり
チカラの強弱ではありません。
お体の状態にあわせて
また局部的な状態にあわせて手技なども使い分ける事が大事です。
気持ち良さばかりを追求しすぎて
強い刺激を受け続けると感覚は鈍くなり、どんどん強い刺激を要求する体になります。
「受けている最中は気持ちが良いけど
終わったら改善もしていないし、数日熱感が残った。」
あきらかに刺激過剰です。
とはいえ
強い刺激が良いと信じて疑わない人。
揉めばなんでも改善するとお考えの場合には、理解し難い事でしょう。
治療院として必要なのは、治す事もしくは改善する事。
サービスマッサージ店として必要なのは、お客さんの要求に答える事。
改善をお考えの方はご一考を。