「モートン病ですか・・・。」
こんな会話から始まった施術。
足の中指、薬指が、足のつま先立ちの接地で痛む症状。
”モートン病”と知られています。
一般の方では、ヒールの高い靴は痛みのため履きづらく。
つま先立ちが、常用されるバレエの練習においては
常に痛みを抱えながら動く事になります。
一般的な治療法とし知られているのは
○ インソール(足底板)を使用しながらの保存療法。
アキレス腱を和らげる様に揉みほぐししながら。
※ ちなみに、個人にあわせたインソール製作が必要になります
○ いよいよダメな場合は手術ですね。
こちらは、整形外科の先生とのご相談。
長年、お悩みだったようで
手術療法以外は全て試したという事でしたので
まったく違う方法を考えなくてはいけません。
・・・即興で。
そこで足指間の痛みの要因となる
足のアーチ構造への負荷を考えます。
アキレス腱の緊張要因。
こららの原因を調べなくてはいけません。
足のアーチには縦方法と横方向とあります。
また、足のアーチの緊張が強い場合は、膝から下(下腿)の筋緊張状態も発生します。
アキレス腱についてもどのラインに異常あるのか?
痛む足の方(患側)と痛まない足(健側)の血の流れ方を調べます。
痛む方にかかる荷重状態を調べるため。
左右、足首 膝 股関節 体幹 肩 首の関節可動状態もサッと確認。
下肢へ血流が送りにくい状態だった様子。
体の歪み捻じれを整えて下肢の患側への過重負担を減らし
食生活の適正化を指導させていただきました。
痛みのない足で練習は
「今までがなんやったんや。」という事です。
痛みをかばっての練習は、正しい動きの妨げとなります。
我慢せずに早めにどうぞ。